JGFAライトタックルトーナメント vol.21

黒潮の蛇行によりイマイチ爆発力に欠ける今年の相模湾シイラゲーム。ムラっ気もあって数も少ないけど、ビッグシイララッシュと言われた昨年よりもデカイのがいる!というのが今のところのおおまかな総評。ペンペンでも沈みが早く、スレるのも早いことから、新しい魚の供給がプアなことが想像される。大会はA部門トローリングとB部門キャスティングにわかれ、スキアシはもちろんキャスティング部門にエントリー。メンバーは山さん、ふさP、てる、えんちゃん、金子、おれとおミソのミーミーズふたり。
ライトタックルトーナメントはキャスティング大会としても日本最大級。20年以上の歴史があるメジャー強剛チームがひしめく伝統のチーム対抗戦だ。16ポンド以下のラインを使い、2尾の合計又長で順位を競う。ゲームフィッシングの場合、より公平な「又長」計測が基本だ。
ルールはもちろんオールリリース。今年は、めずらしく天気もいいぞ〜!

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ここ数回の開催では、いちばん天気がいいんじゃん?
今期初のベタナギの予感・・・。天気予報は猛暑を予報

0600。キャスティング部門全26チームが三崎沖を一斉にスタート!
今回は状況を考え、ペンシルやポッパーを遠投する寄せ寄せ組と、サイトで1投必釣のジャークベイトで釣る釣る組のコンビネーション作戦。
チームワークでビッグワンを狙うぞ!

沖の山の西で、テルの寄せた群れに混ざる最大魚にジャークベイトをプレゼント&ストライク!

でかっ! みんなでマジ顔

タモいれもイッパツで決まり、おかげさまで無事キャッチ!
今年いちばんキンチョ〜させてくれたシイラは・・・

又長120cm。黄色くしてゴメン。推定15kgをT&R。しかし今年の相模湾の最大クラスではない。
ふさPがキャッチした90cmとあわせて210ポイント。水温は26.3度。
この魚はまじで強かった! この時点で優勝ラインを230ポイントに仮定

ロッドを置いて作戦会議中。いまココじゃんか。次第にスレるシイラを見切り、洲崎沖でお仕事中のヒロ&トモちゃん(村井丸)情報により東を捨て、入れ替え目指してさらに西へむかうと・・・

モノホンのドルフィンあらわる!
で、ウォッチング後、作戦変更・・・南へ
イルカとかって写真撮るの難しいよなー

おみそのミーミーズふたり
ドルフィンウォッチングでやや持ち直した様子。がんばろう!

漂流物がプアで、主に鳥を頼りに進路をきめる。鳥がいれば寄せ寄せ組の活躍で、かなりの確率で大小のシイラを見れた


市川から定時連絡?。初島方面ダメダメな様子

鳥を追い、寄せ寄せ組の活躍と、おなじくジャークベイトでキャッチした102cmで入れ替え達成!この時点で又長合計222ポイント。
カツオの群れについていた。目標達成まであと8ポイント!


やったね船長!
ふだんは松輪のサバ船。丸又丸の鈴木船長


で、リザルトの行くえは・・・

その後スキアシは大会スタッフということもあり他チームより早めの帰港。ここは検量の集計ステーション。オールリリースだから魚の持ち込みはない。今回はトローリングA部門からカジキのエントリーはなかった。


個人1位は、おれでした! いや〜、かなり照れるわ・・・

で、チーム戦の結果。おれらは120、102、90の3尾をエントリー。222ポイントのまま独走し、チーム・スキッド&アシッドは参加5回目にして念願のチーム初優勝!フゥ〜!
おめでとう!ありがとう!

個人2位は108cmをT&Rした上ちゃんが。
新チーム ガネット(カツヲドリのコト)を率いて参加。そのチ−ム ガネットも2位に入賞! チャーマスにかわり、今年から審査委員長だ

福引きで景品をゲットしてスイッチオン! 超ハイテンなお笑い系と化したスーパーオフショアマン 平松慶ちゃん


こっちのお笑い系もリールをゲット

おつかれさまっした!。チーム・フラットフィールドのメンバーたちと。
うしろのバカはジョージ(photo by Nishihira@ガネット サンクス!)
シイラ釣りは、リバーシーバスのように自分のテクニック次第で結果を独占できる釣りとは違うことをまず、わすれちゃイケナイ。
乗り合いやチャーターを問わず、全員で探し、全員で浮かせ、不特定のだれかが掛ける釣りだ。慣れ不馴れはあっても、大型をかければファイトに時間もかかる。その間、竿を持たずにひたすらサポートしてくれる同船者や仲間たちへの感謝を忘れちゃいけないし、自分ひとりでは成り立たないメソッドだって多い。
以前、沖縄でひとりで漁船をチャーターし、パヤオのビッグシイラを2日間独占したことがあったが、後になってシイラ釣りは仲間あっての楽しみの方が大きいんだ、ってことに気付いた。
今回はその逆のまさにチームプレイ。それぞれのメンバーがある程度の犠牲を覚悟で、お互いに釣らせるメソッドを選んだ。これには理由があった。
魚が薄く、チャンスが少ない今年のシイラはスレるのも早い、ポッパーやペンシルで広範囲にアピールし、浮かせたところに、ジャークベイトでイッパツでくわせたい。そのワンチャンスのためにみんなでがんばった。で、たまたまイメージどおりにいっただけだ。

運は、言い変えれば巡り合わせとも言うけど、その巡り合わせの順番は釣りを続けていれば途切れることはない。
今回その順番が回転寿司のように、たまたまおれの前にに廻ってきただけで、おれが人より釣れるルアーや、すばらしいテクニックを持っていたわけでは決してない。それがオフショアのシイラ釣りだ。
それにしても優勝はウレシイ!ふだんの釣りの数倍は楽しめたよ。あと、お祝いメールや電話をくれた人たちもありがとうございました!

さて、次回はいよいよおれらスキアシも全面バックアップの「テッパツ」ドルフィンフェスティバル。
そういうわけで、まだまだシーズンは続くし! もっともっと楽しんでいきましょー!(三宅)