King of the Flat vol.7

第1回大会以来、ず〜っと天気にタタられつづけていたこの大会にも、ようやく春の日差しが!?
4月24日(日)。首都圏エリアで人気、実績ともトップクラスの富津岬を舞台に88名のシーバスマンを集めて晴ればれしく開催された。
天気はかつてない好天!だがしかし、サカナが出ない・・・。地元のオッチャンによれば、今日の海はサイテーなのだそうだ。
ま、そんなことには慣れているのだが、やっぱりスズキは最後まで出なかった。
スキアシからは山さん、テル、ひでき、金子、おれ、前回優勝者のよしゆき(おれが場所を譲って、テルがランディングしてあげた)が参加した。

KING of the FLAT

開会式
展望台は復活した様子


スタッフはチームフラットフィールドとチームプラッギンのメンバーたちが分担する。ごくろうさまです。
この大会にあわせてつくったスタジャンもなかなかカッキーぞ
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いきなりで、なんなんですが・・・
赤いキャップに白いアウター、気付いてあげましたか?
手にするのは先日行われたレッドヘッダーズ主催のレッドヘッドプラグしばりのスズキ釣り大会のためにご自身が準備したものだが、こうして揃えてみたらあまりにかっこよくて気に入ってしまい、どうしても私に自慢したくて、朝から待ってらしたのだそうだ・・・
今大会のゲストとしてあいさつをされ、このあと、芝浦で行われる水口先生のバスのシンポジウムにご参加のためにお帰りになりました。

最近は古山輝男さんをご存じない方も増えてきたので、あらためてご紹介します。現JGFA常任理事で、レッドヘッダーズ会長。20数年前にスズキのルアー釣り(シーバッシング)を日本で最初に紹介した方です。
言い換えるとスズキの習性とスピニングタックルによるテクニカルキャスト&テクニカルリトリーブを噛み合わせたはじめての日本人です。
ストライパー用のレッドヘッドプラグが近縁のスズキに通用するかどうか?というところからはじまったそうで、前身として千葉キャスティングクラブという千葉市都川にある船宿小峯丸をべースとしたクラブがあったそうです。T&Rの基礎も築いた偉人たちのクラブです。
スズキのルアー釣りの背景には、プラグによるブラックバス釣りがあったそうです。しかしバスではふつうだったトップの醍醐味を明かしたのは遊び上手な湘南のアングラーたちでしたね。
湘南シーバスマンたちっ!トップ使ってるか〜?

話はそれたが、スタートフィッシング前。富津を知るスキアシのメンバーは少ない。事前情報ナシのぶっつけ本番。や〜な北西の風。ここでもコノシロたくさん死んでるし、エサっけもなく、エサ小物釣りも不調・・・ど〜こ入るよ

岬の北側が大会エリア(photo by rie-rin)

昨年より高密度なアマモを抜け、ミオへ向かうプラグスあけみ姐
(photo by yama-san)

緊急時以外はやめましょう!
深夜のひとり釣行ではシャレになんないトコっす。すでにエイも数枚目視してます。水没者1名。ケータイ水没1名
万が一に備えてケータイは必ず防水を!
ジプロックでもいいんで。
タバコを吸う人でタバコは厳重なのにケータイはまんまという不思議な人、多いです。逆でしょ?ふつー
(photo by yama-san)

北西の風のち南、のち北東の風(photo by yama-san)
よしゆき。昼間は強気。ひとりでも釣りができる。えらいぞ

前日のPRIDEの興奮さめやらぬままの白熱のジャンケン大会へ突入!
スキアシ東京代表 山サンvsスキアシ神奈川代表 テルの地区代表対決!


この戦いを制したのは、ちょうど新しいグラサンを買おうと思ってたところだった東京組長 山サン。似合ってま・・・す。

アントニオ ヒデキ ノゲイラ
じゃんけんの弱さは折り紙つき。勝ち残ってる気分だがここまで

大会終了後の53拾い中のタレント カヲリン(右)と一般人マユリン。
富津岬ゴミ名鑑・・・なぜか100円ライター。ファーストフード系のストロー。など、燃えないゴミ系がほとんど。


一般人リエリン。不思議なゴミ類に困惑なのだ

88名が参加。天気はよかったがサカナは検量外サイズが3尾。とは言え、やっぱ富津のデイゲームはキモチ〜ね
これだけスカッとしたフィールドは首都圏では貴重。と、同時に観光地なだけに人も多く、釣り人たちのマナーが見られるところ。

記念写真その2
リアルフェイクの柴田代表、春日くん、にしやん、プラグスのあけみ姐の顔も。店脱走のえんちゃんも登場
写真を撮ってくれた方、ありがとうございました。

終了後、スタッフのねぎらい、チーム・プラッギン特製のマヨマヨ焼そば。田丸代表みずからシェイク!ごちそうさまでした〜!
チーム・プラッギンのHP


ハラもいっぱいになったところで釣り雑談義中
「ハリもいろんな色ありゃいいのにな」「あんでだよ」「おしゃれじゃんか」

塚本実行委員長のごあいさつ。関東の1本〆
おつかれさまでした!
開催7回目にしてオールC&RスタイルになったKing of the Flat。
千葉のショアで行われる最大の
オールC&Rスタイルの大会の誕生だ。湘南とのタイム差は5年。
従来型の大会がオールC&Rスタイルに移行してくうえでの主催者の悩みは共通だ。C&Rにすると参加者が減るし・・・。
しかしC&Rを謳ったうえで、今日の参加者数は大会史上最高だったのだから事件だ。
あいにくスズキの姿を見ることはできなかったけど、なによりも房総シーバスにとっては歴史に残るちいさな1日だったことは確かだよね。
湘南にも房総にもそれぞれ長い歴史のあるシーバスパーティーという地盤がある。にもかかわらず多くの賛同者を得ることができたのは、C&Rというシンプルなメッセージが理解されはじめてきている証拠だろう。C&Rは金にならない。だからアマチュアアングラーたちが育てるしかなかったのだ。
しかし最近は小規模なプロショップやインディ−ズメーカーなどがC&RのPRに本気になってきた。商売を続けたければ魚が減っては困ることを肌で知っている世代なのだ。売る側の、この本来なら当たり前の動きがようやく出てきたことは喜ぶべきことだろう。
こうした新感覚の営利側と、C&Rによりスズキ釣りの永続的な楽しみを願うアマチュアクラブなどがコラボすれば効率的にC&R啓蒙活動ができる。
実はこういったスタイルはすでに全国でも何カ所かあり、予定中も含めて今後さらに増えると予想される。
さらにいってしまえば、将来的に行政などがリンクしてきた場合に、釣り人たちはどこに身を置くか? 釣り人、特にルアーフィッシングという新しい遊びをできるだけ有利なポジションにしなければ意味がなくなってしまう。しかしここで、バス問題が足をひっぱっている。
バス問題は社会的に悪意として捉えられているが、C&Rはそのうらはらなのだ。これからもバス問題による世論の変化を、おれらは注意深く観察してく必要があると思います。

さて、オールリリースの自己申告スタイルに進化した今回の大会ではスキアシは検量スタッフのお手伝いもなくなりスタッフとしては出番なし。それではと、ゆっくり釣りをせてもらいました。おれも含めてみんなどうも相性のよくない富津だけど、そして今日も釣れなかったけど、景色よく気持ちよく、少しつめたい春の風にさらされてきました。チーム・フラットフィールドとチーム・プラッギンのみなさん。ほんとにおつかれさまでした!
(三宅)